日本化薬が開発する産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」を用いた実証実験を国家戦略特区指定の養父市にて実施
日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:涌元厚宏)は、自社で開発する産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」を用いた実証実験を、国家戦略特区に指定されている兵庫県養父市にて実施します。
【実施概要】
<実証実験名>
ドローン緊急時のパラシュート有効性検証実験
<実施日>
2021年10月25日(月) 10:00〜12:00 本実証実験についての概要説明会(場所:養父市役所)
2021年10月26日(火) 13:00〜17:00 ドローン飛行/落下を行う実証実験(場所:つるぎが丘公園グラウンド)
※10月25日の概要説明会に関しては、天候に関わらず実施。
※10月26日の実証実験に関しては、雨天の場合は10月27日の同時刻にて実施予定。
<場所情報>
・養父市役所:兵庫県養父市八鹿町八鹿1675番地(https://goo.gl/maps/VWkqzBmjdqsWrUdW6)
・つるぎが丘公園グラウンド:兵庫県養父市八鹿町小山291番地1(https://goo.gl/maps/G3XySm1uHho6AmX7A)
【本実証実験実施の目的と意義】
本実証実験は、今後ドローンの活躍が見込まれる市街等を飛行中の緊急時の安全装置として、パラシュートシステムの有効性確認を行うことを目的として実施します。本実証実験によりパラシュートシステムの有効性が証明されれば、ドローン運用に安心感が生まれ、普及が促進され、新しい業界業種でのドローンの利活用が推進されることとなります。ドローン機体本体、搭載物、人命を守るための検証によって、社会におけるドローンの活躍の場をさらに広げるための実証実験でもあります。
【本実証実験の実施内容】
・産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」を搭載したドローンを飛行させ、飛行ロガーを用いて飛行ログの取得を行う。
・産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」を搭載したドローンを落下させ、パラシュートによって落下衝撃を緩和できる効果を確認する。
【本実証実験で使用する産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」について】
産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」とは、ドローンの落下を検知し、火工品を遠隔的に作動させることにより瞬時にパラシュートを展開し、安全にドローンを降下させる装置です。日本化薬では、エアバッグ用インフレータやシートベルト用ガス発生装置等の自動車用安全部品の開発・製造・販売をグローバルで展開しており、そこで培った火工品技術を応用して「PARASAFE®︎」を開発しています。2021年12月に販売を開始する予定です。
PARASAFE®︎公式サイト(https://parasafe.jp/)。
・最大離陸総重量:25kg
・外形寸法:Φ130×H154mm
・本体重量:1kg
・パラシュート面積:12㎡
・降下速度(理論値):5m/s (25kg吊下時)
・最低展開高度:30m以上
【本実証実験で使用するドローンについて】
・メーカー:株式会社プロドローン(https://www.prodrone.com/jp/)
・名称:汎用型ドローン
・モーター軸間:1000mm
・サイズ:700x700x410mm(PARASAFE®︎含まない)
・サイズ:700x700x560mm(PARASAFE®︎含む)
・離陸重量:9.07kg(PARASAFE®︎含む)
・ペイロード:2.5kg(PARASAFE®︎含まない)
・飛行可能時間:15分(PARASAFE®︎搭載時)
プレスリリースに関しては下記URLのPRTIMESもご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000088118.html
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