Q&A
一般
製品は、自社開発品ですか?
自社開発品です。
発売日はいつですか?
2021年12月に、PSCA12-01の販売を開始しています。
PARASAFEとはどのような装置ですか?
PARASAFEは、産業用ドローン向け緊急パラシュートシステムです。不測の事態でドローンが落下しそうになった時に、パラシュートを射出して、降下速度を減速し、衝突の衝撃を小さくします。
個人での利用として購入することは可能ですか?
申し訳ございませんが、法人のお客様にしか販売しておりません。
ドローンと一緒に購入することは可能ですか?
弊社では、安全装置のみの販売となります。ドローンについては販売しておりません。
火薬が入っていますが、誰でも使用できますか?
火薬類取締法の適用除外品となるため、どなたでも取り扱いいただけます。使用の際は、取扱説明書等をよく確認の上、ご使用下さい。
ドローン以外に使用してもよいですか?
用途によりますので、問い合わせよりご相談お願いします。
ドローンへのパラシュートの搭載は義務化されていますか?
ドローンへのパラシュート搭載は義務化されておりませんが、パラシュートがフェールセーフ機能として認定され、国土交通省の飛行許可を取得した実績があります。
仕様・性能について
安全装置とは何を指しますか?
パラシュートデバイスとトリガーデバイスをあわせたものを指します。パラシュートデバイスには、パラシュートが収納されており、パラシュート射出装置が内蔵されています。トリガーデバイスは電気信号により、パラシュート射出装置を起動させる装置です。
安全装置使用後に飛散物などは発生しますか?
PARASAFEは、使用後に飛散物が出ないように設計されていますのでご安心ください。
安全装置の重量は?
PS-CA12-01の場合、パラシュートデバイスとトリガーデバイス併せて約1kgです。
安全装置の作動に必要となる高度は何mですか?
PS-CA12-01の場合、落下開始からおよそ30m以内でパラシュートが開くことを確認しています。高度30m以上を推奨。(航空法では人、物件とドローン間の距離を30m保つことと規制されており、それに従ってドローンを運用する場合には、ドローンが落ちても落下の衝撃を緩和できるように取り組んでいます。)
安全装置が作動した際の、降下速度はどのくらいですか?
PS-CA12-01の場合、離陸総重量25㎏時で約6m/sの実績です。
安全装置が作動した際の、着陸時の想定衝撃エネルギーは?
PS-CA12-01の場合、離陸総重量25kg時で450J程度の見込みです。
作動してから、展開まで何秒ですか?
作動から展開まで1.5秒程度です。
ドローンが傾いた状態でも安全装置は作動しますか?
実験ではドローンが傾いた状態でもパラシュートの正常展開を確認しております。但し、パラシュートが絡まる恐れがあり、パラシュートの機能を低下することがあります。ドローンが傾かないようにドローンの脚側を重くしたり、ドローンの重心の真上に取り付けるのが理想的です。
落下した際、機体の破損はありますか?
機体強度や落ち方にもよりますが、破損する可能性はあります。
安全装置が誤作動することはありますか?
自動車部品基準の温度、湿度、振動、EMI等の各環境試験を実施しており、誤作動がないことを確認しています。
火薬を用いてパラシュートを展開とありますが、火災の危険性はありませんか?
燃焼ガスや火炎が外部に出ない構造となっており、火災の危険性はありません。
安全装置の扱いは危なくないですか?
トリガーデバイスがフェールセーフ(安全ピン)の機能を備えており、取扱説明書に記載の通り、トリガーデバイスのLEDの色に従って作業すれば問題ありません。
風に流されることはありますか?
風速によって流されることがあります。また高度により流される距離が変わります。
安全装置への電力供給はどうなっていますか?
電源供給はお客様でご用意いただく必要があります。フェールセーフの観点からパラシュートデバイスへの電力供給は独立電源を推奨。
防水防塵は対応していますか?
トリガーデバイス部分はIP54相当です。
起動後の廃棄方法は?
起動後は、取扱説明書に記載された指定の廃棄物業者にて廃棄してください。
安全装置が作動した際、ドローンの破損は無いですか?
仕様書に記載の必要強度を満たしているドローンの場合、これまでの実験で安全装置の作動による衝撃(射出衝撃)で、ドローンが破損したことはありません。
離陸前に安全装置の稼働/未稼働を確認できますか?
トリガーデバイスのLEDにより、安全装置の動作可/動作不可を確認できます。
パラシュートのリパックは可能ですか?
リパックは考えていません。1回使い切りのコンセプトです。今後の設計要求に合わせてリパックを検討します。
保管方法は?
高温多湿を避けた場所で保管してください。
どんな種類のドローンでも対応できますか?
PS-CA12-01の場合、対象として25kg以下のマルチコプタードローンを想定していますが、それ以外についても搭載できる可能性がありますのでご相談下さい。ドローンへの取付方法を決定するための試験にも対応いたします。
取付について
取付の際、ドローン以外に準備するものはありますか?
ドローンとパラシュートデバイスを接続するための紐などが別途必要となります。詳細については、使用条件をわかる範囲で記載の上、問い合わせお願いいたします。
搭載した場合の重心はどうなりますか?
パラシュートデバイスを取り付ける位置で重心が変わります。ドローンが傾かないようにドローンの脚側を重くしたり、ドローンの重心の真上に取り付けるのが理想的です。
機体への取付方法はどのようにするのですか?
主に、以下の2STEPが必要となります。
①パラシュートデバイスとドローン本体をM4ボルト×4本での固定。
②パラシュートにつながるブライドルラインと別途用意した紐によりドローンを接続。
取り付けにかかる時間は?
取付位置、方法等が決定していれば、5~10分程度で簡単に取り付け可能です。ただし、初回は重心の調整・取付位置の調整を行い、ドローンが飛行可能であることを確認する必要があります。
保証について
保証期間は?
保証期間は1年としています。今後、市場での使われ方を把握した上で問題なく作動する期間を見極め、保証期間の精度を高めたいと考えています。
保証範囲は?
パラシュートの射出時間、射出作動信頼性を保証しています。