ドローンのレベル4飛行普及に向けて日本化薬が実施するパラシュートとエアバッグを用いたドローンの実証実験のご案内
日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:涌元厚宏)は、自社で開発する産業用ドローン向けの安全装置である 【緊急パラシュートシステムとエアバッグシステム】 を用いた実証実験を報道の方々に公開いたします。
実証実験概要
【実証実験名】
ドローン緊急時の安全装置であるパラシュートとエアバッグの有効性検証実験
【実施日・スケジュール】
2022年12月3日(土)
【場所情報】
神戸学院大学
本実証実験実施の背景
日本化薬株式会社の「ドローン用パラシュート装置とエアバック装置を用いることによる人口集中地区での
ドローン社会実装促進事業」は、兵庫県と公益財団法人新産業創造研究機構(NIRO)が実施する「令和4年度ドローン社会実装促進実証事業(※)」に採択されており、その実証事業の一貫として本実証実験を実施します。
本実証事業は株式会社GoFly、兵庫県立大学、神戸学院大学、東京海上日動火災保険株式会社、みなと銀行、株式会社旭テクノロジー、塩屋土地株式会社、が協力して行います。
※兵庫県とNIROが実施する令和4年度ドローン社会実装促進実証事業とは、兵庫県内において次世代産業を創出し、県民の更なる安全安心な暮らしを実現するため、公益性の高い分野について、民間企業が実施する社会的課題の解決に資する実証試験を支援し、兵庫県内でのドローン等を活用した更なる新しいビジネスモデルの確立や社会実装を目指すものです。
本実証実験を通して実現したいこと
・本実証実験を通してドローンの安全装置の効果を明確にすることにより、これまでドローンの産業使用を躊躇されていた業界や場所(市街地)で、ドローンを安心して導入できるようにすること。
・2022年12月に施行されるレベル4飛行が可能となる航空法の一部改正に合わせて、本実証実験を行うことにより、 ドローンのレベル4による社会実装促進の一助となること。
本実証実験の実施内容
・産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE」と開発中のエアバッグシステムを搭載したドローンを飛行させ、飛行ロガーを用いて飛行ログの取得を行います。
・産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE」を搭載したドローンを落下させ、パラシュートとエアバッグによって落下衝撃を緩和できる効果を確認します。
・本ドローン安全装置の実証試験を見学された関係者のみなさまに、ご意見やご感想等をお聞きし、今後の安全装置の開発の方向性や改良の参考にさせて頂きます。
本実証実験で使用するパラシュートシステムとエアバッグシステムについて
【パラシュートシステム】
・製品名:PARASAFE PS CA12-01
・製品紹介ページ:https://parasafe.jp/product/#product1
・最大離陸重量:25kg
・外形寸法:Φ130×H154mm
・本体重量:1kg
・パラシュート面積:11㎡
・降下速度(理論値):6m/s
・最低展開高度:30m以上
【エアバッグシステム】
・製品名:-
・製品紹介ページ:-
・エアバッグ外形(収容時):L0.3m * W0.4m * H0.05m
・エアバッグ外形(膨張時):L1.0m * W1.0m * H0.4m
・重量(バッテリーを除く):〜750g
・エアバッグ展開時間:〜5.0秒
・膨張方式:ファン
・動力源:バッテリー
本実証実験で使用するドローンについて
・メーカー:株式会社プロドローン
・名称:汎用型ドローン
・モーター軸間:1000mm
・サイズ(各安全装置を含まない):700x700x410mm
・離陸重量:8.07kg
・ペイロード(各安全装置を含まない):2.5kg
・飛行可能時間:約15分